グァテマラ アルタルス農園 Qグレード

産地について

■グァテマラ共和国 ウエウエテナンゴ県ラ・リベルタード地区 標高 1,300~1,400m
■グァテマラ・ウエウエテナンゴ県のリベルター地区は、COE入賞玉が多く生み出される事から近年、優良なコーヒーが生産される地域として世界的に認知されてきています。豊富な湧水と肥えた土壌が要因となり、美味しいコーヒーが生み出されます。
■この農園は53年前から栽培を行っており、豊富な経験による知識と伝統的な製法を守りながら作業を行っています。
シェードツリーとしてインガ属の木々を植えることで乾燥時期には日射量の60%、雨期には30%に調整するなど工夫を凝らしており、又農園の周りには様々な種類の木々を植えることで原生林に近い環境となり、自然に近い環境でのコーヒー栽培は、土壌に好影響を齎しています。
そうしたことから農園主の良質なコーヒー豆を栽培にしようとする情熱が伺えます。
<販売元HPより>

 グァテマラの地図を見てみると、北は平原が広がっていますが南はほぼ山岳地帯、というはっきり分かれた地形になっています。 
 そういった中でこの豆の産地は、グァテマラの西方のクチュマタネス山脈に位置する農園の様です。クチュマタネス山脈一帯は、グァテマラの中で標高が高く、高品質なコーヒー豆が採れる事で有名とのことで、コーヒー好きにとっては憶えておくと良さそうな地域です。

コーヒー豆について

・ブルボン35%、カツーラ種35%、カティモール種30%
・S19‥9%、S18‥25%、S17‥30%、S16‥19%、S15‥17%
・乾燥方法 ウオッシュド
・Qグレードポイント 84.25点
<販売元HPより>

 

コーヒー豆の種類は、ブルボン・カツーラ・カティモールと、系統が似たものが集まってます。カティモールはカツーラとティモール・ハイブリッドの交配種で、サビ病への耐性が上がってますがカツーラと比べて基本的に風味が劣りやすい様ですが、生育環境が良い場合はその欠点をカバーできるらしいです。

 ハンドピックのした後の写真は上の通りです。コロンビアと比較すると緑色が薄めでしょうか。ややシルバースキンが多めについているので、焼いた後の掃除が大変そうな印象です。
 欠点豆は、カビ豆・虫食い豆・貝殻豆・欠け豆など、色々なものが混じってます。ナチュラルほどには多くなく、全体の5%程度でしょうか。可もなく不可もなく程々でしょうか。

焙煎&テイスティング

2025/2/23焙煎

焙煎:

様子見に、酸味と苦みのバランスが取れやすいハイにした。ブラジル完熟豆程ではないが、それなりには色は揃っているか。

テイスティング:

酸味・苦み・甘み・コクのバランスがよい。やや前面に出るのは酸味とコク。この辺はグァテマラの特徴か。酸味が柔らかめであとを引かず、後味スッキリに飲めるところが良い。

2025/3/16焙煎

焙煎:

今回はシティまで焼き進めてみた。コクのある豆が多いグァテマラなら、行けるか?

テイスティング:

酸味・甘み・苦み・コクのバランスは多分よいのだろうと思われる。鼻詰まりながらコクと苦みはよく感じられる。前回よりは多分重いのだろうと思うがはっきり分からない…。

2025/3/22焙煎

焙煎:

味がよく分からない日々が続いているので無難なシティにした。

テイスティング:

多少花粉症が落ち着いてきた。とにかくコクが強い豆と思う。ブラジルは苦さとコクのバランスと言う感じだが、こちらはコクと酸味のバランスか。基本的にどういった層にも受けそうな味と思われる。

2025/3/29焙煎

焙煎:

今回はシティ手前としてみた。コクがかなりある豆の気がするが、ハイでも多分楽しめるだろう。

テイスティング:

ハイだと、酸味が少々前に出過ぎる印象。ただ、若い人であればこちらの方が好みか?

2025/4/5焙煎

焙煎:

今回は定番のシティとした。焙煎時間はやや長め。

テイスティング:

コクが強くなる分、酸味は弱まる。やはりこの位がよいと思う。クリーム系のスイーツと合う味と思われる。

2025/5/4焙煎

焙煎:

今回もシティだが、変化させないと面白くないので水抜きに時間を掛けてみた。

テイスティング:

水抜きが多い分、ちょっとパンチが弱くなった。飲みやすくはあるが、自分の好みはもう少し強いほうがよい。

2025/5/18焙煎

焙煎:

やはりコクも楽しみたいので今回もシティ。水抜き時間は前回よりは短縮した。

テイスティング:

パンチが強くなった。コクと酸味が前面に強く出ている。