産地について
ナリーニョ県は、傾斜の厳しい山岳地帯となっており、海抜1,200~2,200mと高くコーヒー栽培に適した火山灰質の肥沃な土壌である、との事です。
場所的にはコロンビアの南西に位置していて、エクアドルと接している様です。この県の東側が標高が高く、恐らくこの辺りで栽培された豆と思われます。
→Qグレード証明書を見ると具体的な市が載っていて、Buesaco市になってますね。場所はここでした。
「爽やかでフルーティーな酸味と甘みを持ち、香り高い風味に仕上がる事からコロンビアの中でも高品質の豆の産地として有名で、欧米では一番人気のある産地となっています。」との記載が販売元にありました。期待できそうです。
コーヒー豆について
・品種 カスティージョ種、コロンビア種、カツーラ種
・スクリーンサイズ S19…24%、S18…46%、S17…28%、S16…2%
・乾燥方法 天日乾燥
・Qグレードポイント 84.33点
・精製方法 ウォッシュド
・柑橘系の明るい酸味、良好なコク、キャラメルとフルーツの香りを持つスペシャリティコーヒーとなっています。
<販売元HPより>


スプレモという事で、比較的大きめの豆が多い印象です。艶があってきれいですね。ただ、艶と味は関係ないみたいですが。ウォッシュドという事で、きれいな緑色です。


欠点豆については、虫食い、欠け豆が多かったです。ただ、それ程多く欠点豆は出なかったため、まずまずの感じと思います。
焙煎&テイスティング
2025/3/2焙煎

焙煎:
様子見で、ハイとした。
テイスティング:
花粉症で味が分かりにくいが、酸味とコクは感じられる。コロンビアでコクを感じるのは意外。多分、甘さは程々で苦みは弱め、かな?
2025/3/8焙煎
焙煎:
花粉症で味が分からず方向性が不明だったため、前回と同様ハイにした。ただ、前回よりは少し浅めか?。
テイスティング:
花粉症で味があまり分からない。ただ、酸味は強めで苦みは程々なのだろう。甘みやコクはあまり分からない…。

2025/3/22焙煎

焙煎:
今回もハイながら、前回よりはかなりシティに近づけてみた。一応コクもあるというフレコミなので、いい味になるか?
テイスティング:
酸味は強いがあまり後をひかずすっと消える。コロンビアの特徴のアーモンドフレーバーは弱め。ほのかな甘さで苦みは弱め。全体的に飲みやすい。
2025/3/29焙煎
焙煎:
前回のものの味見はまだだが、今回もややシティ寄りとしてみた。
テイスティング:
前回とほぼ同様の印象。飲みやすい。

2025/4/5焙煎

焙煎:
今回は概ねハイの真ん中辺りか。焙煎時間はやや長め。
テイスティング:
今回もあまり変わらず。酸味は強いが刺さる感じはせずに消えて行く。ナッツ風味もキツ過ぎず。
2025/4/12焙煎
焙煎:
今回もハイだが、やや水抜きをゆっくりで丁寧にやってみた。味はどう変わるか。
テイスティング:
全体的に優しい味になった。ただ、優しすぎて薄い印象を受ける。コーヒーが苦手な人には好まれそうだが、コーヒー好きには物足りないだろう。→少し時間を置いたら酸味は強いが全体的にまとまった味になった。これならばいいバランス。

2025/4/26焙煎

焙煎:
今回もハイだが、少しムラになったかな。水抜きは前々回と前回の中間位。
テイスティング:
酸味、甘み、苦み共にバランスがいい。抽出した色から見るとシティ寄りだったと思うが、ややボディも感じられる気がする。
2025/5/11焙煎
焙煎:
ハイが好みなので今回もハイ。強めの風味を楽しみたかったため、水抜きは軽めにした。
テイスティング:
今回も酸味・苦み・甘みのバランスがいい。美味しく楽しめる豆だ。
