ブラジル ブルボン(BRAZIL BOURBON) Qグレード

産地について

生産地:ブラジル連邦共和国 サンパウロ州 サンセバスチョン ダ グラーマ(モジアナ地区)SAO PAULO州SAO SEBASTIAO DA GRAMA (MOGIANA)
農園名:カショエイラ(CACHOEIRA)農園(ブラジル・スペシャルティコーヒー協会加盟)
農園設立時期:1890年
標高:1,100~1,250m
平均気温 19℃
年間降水量:1,800~2,000mm
<販売元HPより>

場所は、サンパウロの近くにある農園で作られたものになります。歴史は古い農園ということです。

地形的には、サンパウロの北側は山岳地帯になっているのでそこを利用してコーヒー豆を生産している形になります。もうちょっと北に行くと川が見えるため水に困ることはなさそうですが、1100mとそれ程高地ではないため、風味付けとしてセミウォッシュドを採用していると推察されます。

コーヒー豆について

等級:No2 スクリーン16UP
品種:イエローブルボン種100%
スクリーンサイズ:S19…8%、S18…27%、S17…38%、S16…26%、S15…1%
乾燥方法 陰干:天日乾燥
Qグレードポイント:84.92点
精選方法:セミウオッシュド
<販売元HPより>

等級はNo2ということでブラジルの最上級ですが、日本に入ってくるのはほぼNo2なので、これはあまり意味ないと思います。特質すべきとしては、イエローブルボン種であることですね。イエローブルボン種は甘みが強い品種として有名ですが、こちらをセミウォッシュドにて精製することで更に甘みを増やそうとする努力をしているものと推察されます。

 

ただ、何か欠点豆が多いんですよね、こちらの豆。最近、手積みを見る機会が多かったので、そちらと比べるとやや乱暴な扱いを受けた印象で未熟豆の混入も機械摘みのためか多めです。カビ豆も多いのは、セミウォッシュドだから?それともその後の扱いのため?また、同時期にハンドピックしたタンザニアと比較すると香りも控えめなので現状の印象は、それ程上質は期待できないかな?

焙煎&テイスティング

2025/6/14焙煎

焙煎:

シティが無難そうだが、最初という事で酸味の具合も確かめたいのでシティ寄りのハイとした。

テイスティング:

酸味が強めに出て、甘みも感じられる。ただし、酸味は少し飲みにくい感じか。やや暗い感じの飲み口であるため、これより浅煎りにしてもあまり良い結果は生まれず、苦みとコクを活かすためにより焼き進めた方がよいか?