産地について
タンザニアのムベアについては、wikipediaに載ってますね。
ムベア
標高は1300m~1800mの辺りで取れたものとのことです。寒暖差がありそうで、良い産地ですね。
なお、農園について詳しいサイトを見つけました。
見た感じ、かなり資本力のある農園の様ですね。豆も、ナチュラルの割に綺麗に思います。また、豆の精製にも工夫をしている感じがしますので、生産者の意気込みが伝わってくる気もします。
コーヒー豆について
品種は、Bourbon, Typicaとのことです。サイズは小さめですね。
ディピカ、ブルボンは、基本的に穏やかな酸味とコクを持っている場合が多いので、ハンドピックしている際の直感的な印象通りな気がします。
ですので、フレンチは勿論のこと、フルシティまで引っ張っても明るさと酸味の良さの消失を補うほどのコクは生まれないのでは?という予感がします。
精製方法についてはナチュラルと販売元には書いてありますが、発酵臭は殆どししませんが甘い香りは漂ってきます。ですので、いわゆる普通のナチュラルではなく、パルプド・ナチュラル辺りか?という気がします。
という事で、いわゆるタンザニアの「キリマンジャロ」的な強い酸味ではない飲み味では無く、エチオピアに近い方向?になるのではと予想しています。
まあ予想ですので、当たらなくてもお許しを…


ハンドピックした後の豆です。ナチュラルですが綺麗な方でしょうか。ただ、欠点豆は6%位でしたので、それなには出ます。


ナチュラルという事で、欠けている豆が多かったでしょうか。ただ、虫食いは少なかった印象ですので、丁寧に乾燥されたのでしょう。
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焙煎&テイスティング
2024/12/15サンプル焙煎①

焙煎:
②と比較のため、ハイローストとした。
テイスティング:
1回目:酸味が全体を覆い、かすかな甘味あり。苦みはほのか、コクはほぼ無し。全体的に味見に乏しい?
2回目:抽出効率を上げて再度試した結果、ダークチョコレート系のパンチのある苦みとチェリー系の甘みが出て、酸味・コクもバランスよく出た。
2024/12/15サンプル焙煎②
焙煎:
①と比較のため、フルシティ寄りのシティローストとした。
テイスティング:
1回目:タンザニア系の強い苦みが出るが、それ程多くない。甘み・酸味・コクが少々出ている。
2回目:抽出効率を上げて再度試したところでは、甘みが多く出た。濃い苦みとコクも出て、酸味がほのか。ただし、抽出効率を上げた割に軽い。

試した感じでは、やはりタンザニアはタンザニアでエチオピアの様な味では無かったです。この国のコーヒーによくある強い苦みも備えていました。ただ、ちょっとコクが無いというか味覚に乏しい感じがするため、どうしましょうかというところです。焙煎して1週間程度で味があまり出ていないということだと良いですが。
→①のサンプルを抽出効率を上げて試した結果は1回目とガラリと変わり割と良かったです。成分がやや溶けにくい豆なのかもしれません。②のサンプルは甘みはよく出ましたが、深煎りの割に口当たりが軽くちょっと物足りない印象。
2024/12/22焙煎

焙煎:
前回の②に近いが、若干煎りは浅めのシティ辺りとしてみた。
テイスティング:
甘みと発酵したぶどう系の酸味が前面に出て、ほのかな苦みとかすかなコクあり。
甘みがあると大抵コクも付いてくる場合が多いが、この豆の飲み口はあくまで軽い。
2025/1/11焙煎
焙煎:
ハイロースト。ただし、前回は温度上昇が急過ぎて色ムラが少し目立ったため、若干ゆっくり目で焼いている。
テイスティング:
酸味と甘味が強めに出て、苦みとコクは弱め。コーヒーが苦手な人でも飲みやすい印象。ただフレンチプレスで淹れるとほんの少し渋みが出る。抑えたいが、これを抑えるとボヤッとした味になりそうで悩みどころ。

2025/1/18焙煎

焙煎:
今回もハイロースト。ただし、水抜きをしっかり目でやったためか。豆の皺は綺麗めに伸びている印象で美味しそう。ただ、見た目と味は比例するとは限らないが。
テイスティング:
コクは変わらず弱め。ただ、酸味は柔らかめに感じられ、甘みもあり。苦みは弱め。
2025/1/25焙煎
焙煎:
ハイロースト。マンデリンの方が渋みが残り気味のため、こちらもより水抜きに充填を置いてクリアな味を目指した。前回よりも更に皺が伸びて綺麗になっている。
テイスティング:
水抜きに時間を掛けたためか、苦みがこの豆にしては強めに出た。控えめだった事が多いボディも、今回はちょっと重く感じる。酸味もやや強め。一方、甘みは控えめな感じ。
→少し時間を置いたら、酸味・甘み・苦み・コクのどれもがバランス良くなり、飲みやすくなった。

総評
タンザニアの豆は酸味がきついイメージがありますが、こちらはナチュラルのためか甘みを伴った柔らかい印象の酸味でした。個人的にはタンザニアの豆はあまりボディを感じさせるイメージがありませんが、今回の豆もそちらの印象を覆すものではなく、軽めかと思います。
全体的に、軽めなコーヒーを求めている方の嗜好にマッチしそうな豆、という感想でした。